6月14日 梅雨入りの日
本日、平年より7日遅れで関東甲信地方が梅雨入りしました。これからしばらくは、雨やくもりの日が続き、気分も晴れない毎日を過ごすことになります。今日は朝から雨が降り、やや憂鬱でしたが、そんな気分も晴れるかと思い、早速子供たちのいる教室を見に行きました。
最初に立ち寄った幼稚部の3歳児学級に入ると、みんな思い思いに遊んでいましたが、しばらくするとKさんがロッカーにすっぽり入り込んでしまいました。いつもはすぐに外に出て、水遊びを楽しむKさんですが、この日はあいにくの雨模様で、外に出ることができないため、退屈しのぎに入ったのでしょうか。しかし、流石の3歳児です。小さいうちにしかできない楽しみ方です。狭い感じが落ち着くのかもしれません。あっぱれ!?
次に立ち寄ったのが4歳児学級です。教室に入ると、ちょうどSさんがミニトマトを口に頬張ったところでした。教室の窓を開けると、育てているミニトマトがすぐに収穫できるので、Sさんはとれたての新鮮ミニトマトを口にしたところでした。担任のM先生によると、いつも給食に出るトマトは残しているSさん。しばらくは、ミニトマトを頬張ったままでしたが、やがて「もぐもぐ」「ごっくん」をしたのを確認して、見守っていた担任のN先生が、「Sくん、食べましたね!」とうれしそうに報告してくれました。自分たちが育てた親しみのある野菜や、収穫直後の新鮮野菜は、やはり格別な野菜なのかもしれません。これまでも、野菜嫌いの子供が、自分たちが育てた野菜、収穫直後の新鮮野菜を口にした瞬間に何度か立ち会ったことがありました。今日は、Sさんにとってトマト記念日になったのかもしれません。
この教室には、様々な色の風船を大きな袋(布団の圧縮袋でしょうか)に入れ、空気を抜いて圧縮して作った風船トランポリンが置かれていました。「校長先生もどうぞ」と担任のI先生に声を掛けられ、「本当に大丈夫?」「割れない?」と半信半疑で横たわってみたところ、確かに割れませんでした。
※風船トランポリン1・2
その後は、Sさんに誘われプレイスぺ―スに向かい、Sさんを追いかけたり手をつないでダッシュしたり、そして疲れて休んでいる間に、Aさんの求めに応じて体を頭上まで持ち上げたり、逆さまに抱えたりして、ひとしきり体を動かしました。少しくたくたになったところで校長室に引き上げ、椅子に座ったところで腕時計の万歩計を確認したら、いい感じに歩数が増えていました。(気分はもちろん晴れました。)
午後になり、朝からしばらくの間、職員室にいなかった副校長のS先生が、校長室に「プールの浄水装置、直りました」と報告に来てくれました。先々週の土曜日に、2年ぶりに使用するためプールの準備・設置作業を行いましたが、先週末に3基稼働させるプールの浄水装置のうち1基が動かなくなっていることが判明しました。週明けの本日、事務係長が休みだったため、修理を業者に頼むこともできずにいましたが、S先生はその浄水装置を自ら分解し、錆びて固着していた部品をワイヤーブラシで掃除して、動くように直してくれたのです。バイクを分解して組み立てるのが格好の気晴らしになるS先生にとって、機器を分解したり組み立てたりすることは、さほど苦にならない作業のようです。
しかし、私も副校長を7年務めた経験があり、「副校長は雑用を引き受けるのが仕事だ」などと言っていましたが、壊れた機械を直すことまでは、したことがありませんでした。S先生のDIY(自分でやってみる)能力に脱帽です。(本日、二つめの「あっぱれ!」です。)