令和4年7月6日 絶妙な指導

 検食が終わり、食器を戻そうとランチルームに向かっている途中、小学部1年のAさんに会いました。「こんにちは。」と声をかけると、私をちらっと見ただけで返事はありません。これまで、いろいろなところで会っており、声をかけるのですが返事が返ってきたことはありませんでした。今日も返事はないのかなと思っていた時に、B先生が、「Aさん、校長先生よ。ご挨拶しましょう。こんにちはでしょ。」と声をかけました。すると、Aさんは、少し間をおいて笑みを浮かべながら「こんにちは。」と返してくれました。別れ際、「バイバイ。」と手を振ると、私に向かって「バイバイ。」と手を振るAさん。Aさんとコミュニケーションがとれ、成長を確認できたことは、もちろんうれしかったのですが、B先生がその場の状況を把握し、子どもの心に寄り添いながらも、Aさんに適切な声がけをしたからこそのエピソードだったと思いました。B先生の絶妙な指導は見事でした。

 担任の先生の話では、Aさんは、苦手だったプールを克服しつつあるとのことでした。いろいろなことを頑張っているAさんの成長が楽しみです。

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