令和6年7月17日 小2夏祭り

 この日は小2が夏祭りを行うということで、御招待を受けました。指定した時間に教室へ行くと、何人かの先生、事務員さんも招待されていました。中を覗いてみると、すでに準備が整っている様子。

 中に入ると受付の児童が入場券を受け取り、アイス券をくれました。受付のやりとりが終わるとビッグマック(赤い大きなスイッチがついた音声出力装置)を押し、「〇〇くん、お願いします。」という音声を流します。音声が聞こえると、別の案内役の児童が現れ、会場内に案内してくれました。

 会場に入ると「あいすや」と書かれた屋台がありました。さらに、案内役の児童にアイス券を渡すと、「どのアイスにしますか?」と訊かれます。アイスの味を選んで伝えると、別の児童が真剣な表情で試験管に選んだジュースを注いでくれます。

 ジュースが注がれた試験管は隣に渡され、次の児童が割りばしを入れて、氷がたくさん入った鍋の中に差し込みます。そして、再び、案内役の児童から「アイスが出来上がるまでこちらでお待ちください。」と客席に案内されます。そのまま待つのかと思いきや、アイスの準備を終えた子供たちが客席前のステージに上り、「アイスが出来上がるまで、演奏をお楽しみください。」と。衣装もばっちり似合っています。

 演奏が終わると会場は拍手の嵐となりました。さらに、子供たちの演奏だけかと思いきや、続いて「一緒に演奏しましょう。」とのお誘いまで。3人ほど子供たちとのセッションが終わると、「アイスが出来上がりました。」との案内。先生が試験管から取り出したアイスを子供たちが配ってくれました。アイスを食べ終わると挨拶があり、夏祭りは終了です。挨拶のための「起立。」も児童が行ってくれました。ちゃんと、立ち上がりの振り付きで。

 会場には全員がこなせる役割と、役割を実行するための手掛かりや目印、様々な工夫が準備されていました。もちろん、練習も繰り返してきたのだと思います。子供たちのスムーズな活動のおかげで、参加者全員がとても楽しむことができました。

 出来合いのアイスを配るのではなく、自分たちでアイスを作る、自分たちの演奏を見てもらう、自分の役割を果たす、お客さんとやり取りをする。いろいろな要素が、子供たちの「やりたい」を誘い、様々な活動が自然な文脈で組み込まれた授業でした。私は理科の教員でもありますので、凝固点降下を利用したアイスづくりが活動に取り入れられていたこともうれしく感じました。授業の中に、「楽しい+不思議」に触れる機会があることは、とても大切なことだと改めて感じました。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA