筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

幼稚部主催による公開講座を行いました

 8月24日(水)、25日(木)の二日間、幼稚部主催による「知的障害を伴う自閉症の幼児期の指導 -言葉を育てる指導と家庭生活を考える-」というテーマで公開講座を行いました。

 当日は、教育関係、福祉関係、地域の方、自閉症幼児・児童のご家族など、さまざまな立場から、計23名の方にご参加頂きました。

 初日は、幼稚部年中組の授業「学級の友達とかき氷の絵本で遊ぼう!かき氷を食べよう!」の公開後、参加者でグループを作り、「言葉を育てるためには何をしたらいいのだろう、何が大切なのだろう」「かき氷を作って食べる活動へのアイディアは?」という2つのテーマに沿って、グループ協議を行いました。活発な意見交換がなされ、多くのアイディアが出ました。

 その後、筑波大学の松本末男先生より「知的障害を伴う自閉症幼児の言葉を育てる」というテーマで講義を頂き、言葉を育てるために大切なこと、留意点、理解語を増やすステップなど、明日からの指導に生かしたい様々な視点を教えて頂きました。

yochibukokai1.png yochibukokai2.png
 幼稚部年中組 授業公開   講義「知的障害を伴う自閉症幼児の言葉を育てる」

 2日目は、「幼稚部における家庭生活支援」について、講義と演習を行いました。

 まずは、本校で取り組んだ家庭生活支援の事例をもとに、「Aくんが楽しく外食できるための取組内容について」というテーマで、グループ協議を行いました。保護者の「子供と一緒にやってみたい。」ことを「こうすればできた!」にする方法を、「時間帯はいつがいいか。」「食べ物は何にするか。」など、様々な視点からアイディアが出されました。

 最後に、国立特別支援教育総合研究所の柳澤亜希子先生から「家庭生活支援の重要性について」というテーマで講義を頂き、家庭生活支援の意義や留意点を確認することができました。

yochibukokai3.png
グループ協議「家庭生活支援について」

 参加者の方々からは、「他校の先生方、他の職種の方々とお話し、大変貴重な経験になりました。」「言葉を育てるための手立ては、言葉だけではなくいろいろな支援につながっているんだなと感じました。」「本講座を受講し、今後の仕事に自信と誇りを持って取り組む決意を新たにしました。」など、前向きなご意見をたくさん頂きました。

 参加者の皆様からのご意見を聞き、今後の指導に生かしていこう、子供たちの表現を大切に育てていこう、と決意を新たにしました。

 ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。