筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

蘇州工業園区仁愛学校との姉妹校締結と日中自閉症児教育シンポジウムへの参加

 平成26年9月28日(日)、29日(月)の両日、中国における自閉症教育支援の一貫として、江蘇省蘇州市にある蘇州工業園区仁愛学校(以下、同校とする)を訪問した。同校には今年の1月に学校視察という形で訪問している。同校は近年の行政区学校再編に伴い、蘇州工業園区初の公立の特別支援学校として2012年9月に設立された新設校である。幼稚部から高等部まであり、知的障害と自閉症の子どもを対象としている。通常のクラスには自閉症だけでなくダウン症や知的障害の子どもが混在しているが、特別に自閉症クラスを1クラス設定している。自閉症クラスの選定は、行動面のつまずきが顕著な子どもを集めている。1クラスが5~7名程度で編成されている。

 今回の訪問の目的は、本校が同校と姉妹校の締結をすることと日中自閉症教育シンポジウムに参加することであった。この締結式とシンポジウムは、同校の教職員30名に加えて、中国全土から約50名の知的特別支援学校の校長や教職員を集めて行われ、中国における自閉症教育への関心の高さがうかがえる会であった。

 まず28日(日)は、同校范校長と本校の雷坂副校長が姉妹校の締結を行った。その後、范校長から同校の学校紹介、続けて雷坂副校長から本校の学校紹介を行った。お互いの学校概要を確認した後、河場哲史教諭(小学部主事)から本校小学部の教育課程や授業概要についての紹介を行った。お昼を挟んで河場・柘植美文両教諭から実際の授業の様子(「個別の課題学習」と「社会生活の指導」)を、動画を用いて紹介した。その後、柘植教諭から本校のアセスメントについてPEP-3を中心に紹介を行った。

 29日(月)は、午前中に同校の授業を見学した。見学した授業は次のとおりである。

  ・集団授業2授業(3D体験、生活指導[自閉症クラス])
  ・個別授業4授業(音楽療法、言語調節、リハビリ訓練、ABA職業訓練)

 これらを指定授業として、午後に研究協議会が開催された。研究協議会の進め方は、日本とほぼ同じで、授業者の自評を受けて本校職員が意見を述べる形式で行われた。活発な意見交換が行われ、訪中団全員にとって本校の教育活動を振り返ることのできる貴重な学びの機会となった。

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姉妹校締結式:雷坂副校長と范校長

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雷坂副校長による本校の概要説明

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河場教諭による本校小学部の紹介

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柘植教諭によるアセスメントの紹介

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自閉症クラスの授業の様子

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給食指導を参観

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研究協議会の様子

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記念撮影

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中国版のPEP-3

WEB上での紹介ページ

中日自閉症児童教育フォーラムが仁愛学校で開催
              (蘇州工業園区のホームページ