筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba
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平成30年度 自閉症教育実践研究協議会を開催しました。

筑波大学附属久里浜特別支援学校
平成30年度 自閉症教育実践研究協議会を開催しました

 平成30年12月7日(金)、8日(土)の二日間、本校と独立行政法人国立特別支援教育総合研究所講堂を会場に、自閉症教育実践研究協議会を開催しました。今年度は、「一人一人の課題を踏まえた各教科等の授業づくり~自立活動・音楽~」をテーマに掲げ、研究を進めています。

 一日目は、まず、本校で幼稚部・小学部の授業公開、授業研究会を行いました。授業研究会では、授業者が子供の課題を踏まえた授業づくりをどのように進めてきたのかを説明しました。その後、子供の評価を基に、公開した授業について協議をしました。協議では、「子供に音を聴かせるために教師はどのような関わり方をするか」、「子供のどのような行動を評価するのか」といった教師の関わり方や評価の観点などを話し合いました。

 次に、会場を研究所講堂に移し、「知的障害を伴う自閉症児の音楽の授業づくりについて」の発表と演習を行いました。講演では、これまで本校で取り組んできた音楽の授業実践を通して明らかになってきた「音楽を通して子供に育てたい力」や「音楽の授業づくりのポイント」などを発表しました。演習では、授業で取り組んでいる歌や楽器を用いて、参加者の皆様と実際に歌ったり、演奏をしたりしました。そして、一日目の最後は、本校校長が「自立活動の指導について」と題した講演を行いました。

 二日目は、以下の三本の研究発表を行い、筑波大学人間系教授野呂文行先生、京都大学国際高等教育院准教授田中真介先生から指導助言をいただきました。また、参加された皆様からたくさんのご意見をいただき、活発な議論を行いました。

①「信頼関係を築くことから始める幼児期の指導~実践を通して分かったこと~」
②「思いを言葉で表現する力を育む指導~幼稚部年中組の幼児への指導を通して~」
③「物事を多面的に捉える力を付ける学習について」

 その後、ポスター発表と教材・教具展示を行いました。ポスター発表では、教職員が自分の課題や興味・関心に沿って個人、またはグループで2年間進めてきた10件の実践研究を発表しました。また、寄宿舎指導員が学級や家庭と連携し、幼児児童の生活上の課題を解決するために取り組んでいる「生活体験入舎」について発表しました。また、教材・教具展示では、各教師が子供の課題を踏まえて作成した教材・教具を展示し、参加者の皆様と活発な意見交換をしました。

 二日目の最後は、奈良女子大学名誉教授の浜田寿美男先生に「ことばの育ちや関係性の育ち」と題した全体講演を行っていただきました。

 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。実践研究協議会の議論を踏まえて、今年度の研究のまとめを行い、3月中旬に参加された皆様のもとに研究集録をお届けします。また、実践研究協議会にご参加されていない方で、今年度の研究集録をご希望の方は、kyougikai@kurihama.tsukuba.ac.jp (担当者:山地)までお知らせください。


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    公開授業        授業研究会①        授業研究会②   
   小学部6年生        幼稚部          小学部1年生

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   授業研究会③       授業研究会①        授業研究会②   
   小学部3年生       小学部4年生        ポスター発表
 ことば・かず・自立活動   ことば・かず・自立活動   

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 「知的障害を伴う自閉症児の       「知的障害を伴う自閉症児の 
音楽の授業づくりについて」発表     音楽の授業づくりについて」演習①


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 「知的障害を伴う自閉症児の      全体講演           全体講演  
音楽の授業づくりについて」演習②                講師 浜田寿美男先生