筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba
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「自閉症の子供を理解するための学校公開~午後の部~」

 11月10日(土)の「自閉症の子供を理解するための学校公開」では、100名を超える参観者の中、本校の6年生と筑波大学の附属学校の生徒と一緒に行った、三浦海岸共同生活の取組について、シンポジウムを行いました。

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 三浦海岸共同生活とは、三浦市にある三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジで、多様な個性をもつ小学生や中学生、高校生が、様々な活動を共にし、生活することによって、心のバリアフリーに対する意識や個性の伸長を図ることを目的とした取組であり、今年度、初めて本校の6年生が参加しました。

三浦海岸共同生活の様子については、こちらをご覧ください。
クリック→8月29日 異なる環境で感じる子供たちの成長 ~三浦海岸共同生活を通して~

 シンポジウムでは、まず、本校の6年生が、三浦海岸共同生活で楽しかった思い出を話したり、他の学校の生徒たちと一緒に作った「キャンドル傘(ビニール傘に絵を描き、それをライトアップして楽しむ活動)」を実際に披露したりしました。最後まで堂々と立派に発表することができ、会場からは大きな拍手が上がりました。また、6年生の中には、「スーツを着て出たい」と言い、かっこいい姿で登壇したい思いをもって発表に臨んだ子もいました。

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 附属学校の生徒たちには、自閉症の子供たちと関わる中で感じたことや考えたことなどをステージで発表してもらいました。当日来られなかった学校の生徒たちは、ビデオレターを作ってくれ、それを上映しました。

 その中では、「自閉症の子は、「コミュニケーションをとることが難しい」と文献に書いてあったけど、実際に関わってみると、進んで話し掛けてくれて、知識として知っていた自閉症とは違った。」、「いろいろな活動に興味をもってくれて、楽しんでくれたことが嬉しかった。」、「貝殻拾いをしようと誘ったときに、「イヤー」と言われてしまったけど、拒否されることよりも、伝わったことが嬉しかった。」、「自閉症の子供たちと関わる上で、「こうするといい!」といった決まった答えはなく、実際に目の前の子供と関わっていくことが大事だと思った。」といった感想が上がりました。

 当日参加された方々からは、「自閉症の子供たちと関わった生徒たちの目線で、困ったことや悩んだことだけでなく、一緒に楽しみたいという思いが伝わってきた」、「多くの中学生や高校生にも聞いてほしい内容だった」といった感想を聞くことができました。

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 自閉症のことを知ってもらうだけでなく、自閉症の子供と関わる際には、「あなたのことを知りたい」、「一緒に楽しみたい」といった思いをもって接することが大切である、ということが共有できたシンポジウムとなりました。

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 来校して下さった皆様、ありがとうございました。また、来年も開催したいと思います。