筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

アセスメントに関する公開講座を行いました

 11月26日(土)に、「自閉症のある子どものアセスメント」というテーマで公開講座を行いました。

 当日は、特別支援学校の先生、小学校の先生など教育関係の方、19名にご参加頂きました。

 今回の講座は、特に知的障害を伴う自閉症児に焦点を当てて、フォーマルなアセスメントとインフォーマルなアセスメントについての講義、協議、演習を行いました。

 まず午前の前半は、国立精神・神経医療研究センターの三宅篤子先生から、知的障害を伴う自閉症児のアセスメントについての大枠を概説していただきました。フォーマルなアセスメントとして、主にPEP-3(自閉児 発達障害児 教育診断検査 三訂版)について取り上げていただき、どんな情報が得られるか、発達プロフィールや養育者レポートからどのようなことが分かるか、といったことなどについてお話いただきました。

 後半は、髙尾政代本校教諭から、インフォーマルなアセスメントについて、どのような情報をどのように集めるか、集めた情報を整理し、それらをどのように指導や支援に生かすか、といったことについて講義と演習を行いました。

 午後からは、2つの事例を用いて、実際の検査(PEP-3)の採点の仕方を、VTRを見ながら確認したり、検査結果の分析と個別の指導計画への具体的な提案を確認したりしました。あわせて、実際に行った具体的な指導の様子や教材を紹介したり、検査結果からの提案を踏まえて、自分なら他にどんな指導や支援をするかを考える演習を行ったりしました。

 受講生からは、「大変分かりやすくてためになった。」や「本日勉強したことを、早速職場で生かしていきたい。」といった前向きな感想が多く聞かれました。

 本講座をきっかけとして、知的障害を伴う自閉症児のアセスメントに関する知識や技能はもちろん、自閉症児への理解と支援が広がり、より適切な教育実践が更に深まっていくことの一助になれば幸いです。

 ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。

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三宅篤子先生の講義の様子         協議・演習の様子