筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

幼稚部親子交流会「地引網」

 9月6日(土)に、本校幼稚部と附属視覚特別支援学校幼稚部の親子交流会を行いました。今回の親子交流会では、三浦海岸で地引網体験をしました。

 今回の地引網体験は、両校の幼児にとって、初めての経験ということもあり、当日までの事前学習では、「海」「お魚」「網」「網で獲る」という4つをキーワードに、両校でそれぞれ、子供たちと絵本の読み聞かせをしたり、網に触れたり、網を使って遊んだりしながら、「地引網」体験につながるイメージを膨らませてきました。

 当日は、晴天に恵まれ、両校の幼児、家族(保護者、きょうだい、祖父母等)、教員が126名参加して、親子交流会「地引網体験」をすることができました。この親子交流会での地引網体験は、当初、昨年の10月に企画をしていたのですが、季節外れの台風によって中止となってしまったため、一年越しの企画となり、今回は、現在1年生になった幼稚部卒業生のお子さんと家族の方も参加しました。

 地引網体験では、みんなで協力して、「よいしょ、よいしょ」と声を掛けながら網を一生懸命引きました。約15分後、網が砂浜に上がってくると、網の中には、カツオやサバ、イカ、カマス、ハゼ、カレイなどたくさんの魚が掛かっていました。大人も子供も、自分たちで獲った魚に興味津々、生きた魚を、自分からつかんで、イカの吐いた墨で手が真っ黒になる子、恐る恐る魚に触る子、友達が魚を触る様子を見て自分も触る子、じっくりと魚の形や大きさ、うろこの手触りを感じるように触る子、みんなが触る様子をよく見ている子など、それぞれ生きた海の魚を見たり、触ったりしました。

 その後は、浜辺で、地引網で獲れた魚を炭火で焼いて食べました。普段はお魚をほとんど食べない子も、自分たちで獲った新鮮なお魚を、「おいしい!」「もっと食べたい!」と、たくさん食べて大満足の様子でした。
今回、初めて海での活動や地引網を体験した子も多く、「また海で遊びたい!」「お魚を獲りたい。」「お魚を食べたい。」などの声がたくさん聞かれました。子どもたちにとって海で魚を捕まえて、食べるという貴重な体験をすることができました。

 両校の交流会を通して、「じっくりと触ることで学ぶ」附属視覚特別支援学校の子どもたちの様子を見た本校の子供たちも、その姿に触発されて魚に触ってみようとする姿が見られたりするなど、体験活動を通した子ども同士の学び合いや支援をする教員同士の学び合いも見られました。また、家族で参加することで、家族で楽しい活動を共有することや家族間のつながりなども見られ、貴重な一日となりました。