筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

iPad保護者学習会を行いました

 10月16日(日)、NPO法人支援機器普及促進協会理事長の高松崇氏を講師に迎え、iPadの学習会を行いました。保護者学習会としては昨年度から数えて3回目、今回は「保護者が抱える悩み」をテーマの一つとし、事前に保護者の方々に御記入いただいたアンケートを踏まえて実施しました。

 まず話題は、スマホやタブレットを使い始める年齢から始まり、最近のデータの一つとして「2歳児の54.6%が週2日からほぼ毎日利用している」ということに衝撃を受けました。続いて、タブレットで何をしているか、どう使っているかという話になり、キーワードとして「YouTube」「一人で使う」という言葉が挙がってきました。YouTubeは、子供たちがよく利用していると話す保護者がほとんどでした。ただ、タブレットの利用がそればかりになってしまったり、他の活動への切り替えが難しくなったりするなどの話も聞きます。一方で、YouTubeを繰り返し見ていたら、話し言葉が増えたというお子さんもいました。この違いは何でしょうか。ここで、大事になってくることは「子供が一人で使わない」ということです。高松先生からは、「子供を静かにさせる、気を紛らわせるなど大人にとって便利な使い方は、むしろ子供にとってマイナス。」という言葉があり、続けて「使うことでコミュニケーションが生まれるような使い方がよい。」と助言をいただきました。

 今回の学習会を通して、特に、iPadを導入する際に大切なことを改めて学ぶことができました。第一に、購入する前に使う年齢や内容を考慮すること。購入したら、まず環境設定。iPadの「機能制限」という設定を使い、何を使ってよいか、どこまで見てよいかなどを決めること。次に、約束を作ること。また、使うアプリを精選して入れること(YouTubeアプリも動画を指定して制限できるお子様向けの「テベリ」というアプリがあるそうです)。そして、保護者や教師など誰かと一緒に行うこと。「静かにさせるためではなく、伝えるために使ってほしい。」という高松先生の言葉が印象的でした。

 今回の研修会は、本校だけでなく地域の教育・福祉関係者に呼び掛け、武山養護学校の先生にもご参加いただきました。

iPadgakushukai.png