筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba
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7月1日 ネームプレートのプレゼント

 6月27日(木)・28日(金)の2日間、本校小5の子供たちが、宿泊学習に出掛けました。宿泊先は、すでに他の記事の中で紹介済みの三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジという施設です。私は、この行事の初日夜に予定されていたキャンドルの集いで「火の神」役をやるように、と仰せつかりました。

 ところが、ちょうど6月27日(木)・28日(金)の2日間は、東京都の代々木公園近くにある施設を会場にして全国特別支援学校長研究大会が開かれることになっていたため、残念ながら小5の宿泊行事にフル参加することはできず、初日の夜から翌朝までの部分参加となってしまいました。

 27日(木)は、18時頃に小5と合流することができ、夕食を終えた子供たちと一緒に入浴した後、20時からキャンドルの集いとなりました。集いを行う部屋の外で布をまとい、「火の神」入場の合図を待っていると、窓からKaくんが顔を出してこちらを見ているのに気付きました。正体不明の「火の神」より、誰が「火の神」かわかっていた方がよいと思い、思わず手を振って応えました。

 部屋の準備が整ったところでいよいよ入場すると、暗くなった部屋の中に子供たちが作ったキャンドルの灯がともっていました。ほのかな明るさを頼りにキャンドルの前まで進んでいく途中、着ぐるみやピエロのような変装を怖がるKoさんの姿が目に入りました。そこで、「この火の神は校長先生だよ」と気付いてもらう必要があると考え、できるだけ普段どおりの語り口で話しかけることにしました。握っていた杖のキャンドルでは、うまく灯がともせなかったため、チャッカマンを手にしていた担任の山地先生にほとんどの灯をつけてもらいましたが、「火の神」として一応「勇気の灯」をともし終えたので退場し、まとっていた布を脱いで、再び部屋に戻りました。「あっ、校長先生だ」と担任の先生方が子供たちにわかるように声を掛け、先ほどの「火の神」が怪しい人物ではないことをアピールしてくれました。
火の神.JPG

 しばらく暗がりでキャンドルの灯を一同で見つめ、「きれいだね」と声を掛け合った後、子供たちはまるでバースデーケーキの時のようにキャンドルを吹き消し、集いは終わりを迎えました。翌朝は、皆が起床する前に私は出掛けなければならなかったので、集いの最後に、私は子供たちとお別れの挨拶を済ませることになりました。すると、そこでKaくんが手作りのネームプレートを私にプレゼントしてくれました。まさかそのようなプレゼントがあるとは思っていなかったので、受け取って「にしがきこうちようせんせい」と書かれているのを目にして、私はとても感激しました。
プレゼント.JPG ネームプレート.JPG

 その夜は、台風3号が来ていたため夜中はどしゃ降りでしたが、28日(金)の朝には雨も止み、予定どおり施設を後にして校長研究大会の2日目に向かい、無事開始時刻に間に合いました。小5の子供たちも、2日目は野外調理に無事取り組むことができ、お昼過ぎには元気に(ちょっと疲れて)帰校できたようです。

 Kaくんに手渡してもらった京急電鉄の赤い電車が描かれたステキなネームプレートは、とても気に入り、早速旅行カバンに付けさせてもらいました。