筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

角番校長の挨拶日記その4 ~2学期始業式~

 今日から2学期が始まった。このところぐずついた天気の日が多かったが、今日もあいにくの雨だった。久しぶりの登校なのに、お天道様もいじわるだなと思っていたが、意外に子どもたちは楽しげに登校してくる。傘をくるくるまわしたり、レインコートの感触を楽しんだり、少し大きめ長靴の履き心地を試したりしながら玄関に入ってくる。

 10日程前に登校日があったので、学級の先生とはちょっと間をおいて対面したという感じだろうか。はにかんだり甘えたりする様子が見られる子どももいるが多くはない。

 しかし私はとなると、終業式以来会っていない。40日以上も顔を合わせていないものだから、存在が忘れられているのか、いつも通り角番に立っていても素通りしようとする子どもが少なくない。名前を呼びかけたり、通り過ぎようとする子どもの前に立ちふさがったりしながら、何とか「おはよう」の挨拶を交わした。「おはよう」の言葉を重ねるたびに、雨で沈んでいた気分が軽くなるような気がするから不思議だ。

 登校してきた子どもたちの様子を見て、一回り大きくなった子どもが多いと感じた。特に、身長が伸びたという印象をもった。そのことを、ときどき子どもたちの様子を見に来てくれる研究所の校医(小児科)の先生が、今日も見えていたので聞いてみた。すると、子どもの身長は夏によく伸びると教えてくれた。夏は代謝が活発になるかららしい。とりもなおさず栄養と運動や休養のバランスがよかったということだろう。こんなことからも夏休みの生活ぶりがうかがい知れるのだと納得した。

 小学部の出迎えを終え、幼稚部に移動する。登校してきた子どもたちが、プレイルームを走り回っている。久しぶりの広い場所、懐かしい遊具、なじみの先生に出会って嬉しいのだろう。それらが、子どもたちをしてじっとしていられない衝動に駆り立てるようだ。先生たちも、子どもたちが発散するままにさせている。次に、少しがまんの始業式が控えているからだろう。

 さあ、1番長い学習期間の2学期、子どもたちがどんな成長ぶりを見せてくれるか楽しみである。