筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

お相撲さんがやってきた ~交流餅つき会~

 本校幼稚部と視覚特別支援学校が、この数年交流行事として行っている餅つき会に、今年は本物のお相撲さんがくるという。

 餅つき会に「なぜお相撲さんが来るの?」と聞いた。そうしたら、餅つきは力持ちのイメージで、力持ちと言えばお相撲さんと結びついたという。大学時代まで相撲をしてきた職員の伝手を頼り、相撲部屋との話がまとまり、実際に来てくれることになったのだそうだ。

 12月に入り、子供たちは男性教員と相撲ごっこを毎日のようにやってきた。担当のM先生。本校で一番若い先生で子供たちの人気がある。登校してくると子供たちは相撲を取りたいと着替えをさっさと済ませてプレールームに出てくる。四股名を付けたり簡単の回しを付けたりしながら、M先生や友達と相撲遊びを。先生を二人がかりで押したり、抱き上げられて喜んだり、時には先生を負かして得意になったり、いろいろな姿が見られた。一方で、絵本読みや音楽遊びのテーマは「餅つき」で、うまく共存させながら取り組んできたようだ。

 今日は、本番。本校幼稚部の子供たちとお母さん、視覚特別支援学校幼稚部の子供たちとお母さん、そして我々職員一同が待つ幼稚部プレイスペースに、髷(まげ)を結った大きなお腹のお相撲さんが二人入ってきた。子供たちは目を見張っている。どの顔にも驚きの表情が見える。

 まずは、281216_1.pngお相撲さんに自己紹介をしてもらう。次にお相撲さんの体に触らせてもらう。視覚の子供たちは興味津津。髷やお腹を触ったり、軽々と持ち上げてもらったりした。お相撲さんを実感したことだろう。次は、お相撲さん同士の対戦デモンストレーション。「ドスン」と大きな音を出して当たり、勢いよく投げられる。子供たちの目は離れない。本物はすごいと思う。興味がないところでは一瞬も黙っていない本校の子供たちを釘付けにしている。

 そして、281216_2.png餅つき。お相撲さんは軽々と杵を振り上げ楽に臼に振り下ろす。大人からも感心の声が上がった。その後、子供たち一人一人がお相撲さんと一緒に餅をついた。こわごわ近付いていく本校の子供たち、何度か一緒に餅つきをして笑顔で席に戻る。視覚の子供たちも含め全員、お相撲さんと一緒に餅をつき、お相撲さんとのツーショットを記念とすることができた。

 厳しい稽古の合間をぬって、子供たちに得難い経験と素晴らしい記念を残してくれた二人のお相撲さんに心からの感謝を伝えたい。ありがとうございました。