筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

運動会③ ~アンパンマンが見た子供たち~

 運動会にアンパンマンとバイキンマンがやってきた。

 子供たちは、きぐるみを着たアンパンマンとバイキンマンを見て驚きの声を上げていた。アンパンマンとバイキンマンの登場の目的は、保護者種目で行う玉入れで、籠を背負って逃げ惑うことであった。

 中に入ったのは281022_3_1.png、私校長と副校長である。玉入れがスタートすると、仕切りの外から保護者がいっせいに籠を目掛けて玉を投げ入れる。入れさせまいと逃げるアンパンマンとバイキンマン、見ている子供たちは大喜びである。

 ときどきアンパンマンの顔に強い玉が当たる。中に入っている者としては衝撃を感じる。でも、まだ顔は厚いもので覆われているからよいが、体は痛い。

 ようやく玉入れが終わり、281022_3_2.png玉を数える。正義の味方のアンパンマンの勝利で競技は終わった。

 その後、アンパンマンとバイキンマンはサービス精神を発揮して子供たちの応援席に行った。アンパンマンの口の部分から外が見えるのであるが、子供たちの表情がとても良かった。

 毎朝、玄関で校長が「おはよう。」と迎えても、何ごともなかったように通りすぎる1年生のNさんがニコニコして近付いてくる。そして、顔に触りながら、ますます明るい笑顔を見せてくれる。2年生のS君も「アンパンマン。」「アンパンマン。」と言って笑顔で近寄ってくる。アンパンマンは人気者であることを思い知らされた。このときばかりは、アンパンマンにあやかりたいと思った。