筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

運動会① ~リレーからかけっこへ~

 今日は、運動会本番。おおむね良い天気だったが、終わり頃には肌寒くなった。そんな中、大勢の保護者や来賓の皆さんに見守られ、滞りなく運動会を終えることができた。

 今年の運動会には新たな試みがいくつかあった。

 まず、281022_1.png幼稚部がリレーを止めて「かけっこ」にした。本校では、幼稚部も小学部も、単純に走ることを競う徒競走はなく、幼稚部、小学部ごとにリレーを行ってきた。日頃、一人一人の実態に応じた教育をしているのに、運動会で勝ち負けを競うことは適切ではないとの考えによるものだと聞いた。確かに運動能力、中でも走力には相当の差があるので、競わせても順位は固定化するだろう。281022_2.pngとはいえ、リレーは難しかった。ゴールまで走ることが難しい子供にとって、バトンをつなぐことやコーナーを回ることなどは難しく、教師の援助が多くならざるを得なかった。

 今日の本番、幼稚部は、3歳児、4歳児、5歳児組と年長になるにしたがって距離を伸ばし、ゴールにはマットを置いた。3歳児、281022_3.png4歳児組は走っていってマットに飛び込むイメージである。5歳児組にもマットは用意されたが、マットの前にはゴールテープが貼られた。

 友達を意識して走っている子供もいたが、ほとんどの子供はゴール目掛けて走っていく。ゴールでは担任の教師が手を広げて待っている。そこには、日頃幼稚部で見かける姿があった。子供たちは走ることが
好きなのである。

 リレーと比べると大きな変化がある。教師の助けがほとんどいらないことである。子供は走ることに意味を見いだせれば走る。今日は、マットまで、先生のところまで、そしてゴールまで走った。