筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

始業式の話 ~校長の夏休み~

 終業式と始業式には校長の話がある。1学期の終業式には、それぞれの学級での教員から、それぞれの学級で思い出深かった活動を教えてもらい、写真やビデオで振り返った。学期の終わりは、いろいろな切り口で学期中の活動を取り上げることにしている。

 学期の終わりは、こんな形で子供たちにも分かる話ができるのだが、学期初めは困る。休み中の子供たちの様子を知らないわけで、何を取り上げたらよいやらということになる。

 そこで、去年から、校長(私)の夏休みの絵日記を紹介することにした。全部で3日分である。そのうち1日目は花火を見たこと、これは打ち上げ花火の動画付きである。「シュー」という効果音とともに花火が上がり、「パーン」という音とともに大きく広がる様子を、子供たちはよく見ていた。

 2日目は、尺取り虫の動画。280901_1.png夏休みのある日、公園に行った校長は、尺取り虫を見つけ、とっても面白い動きをするのでしばらく見ていました。「ビデオに録ったので皆さんも見てください」というわけである。動画を流す。伸びては「尺」の形をとる動きが繰り返される(写真)。多くの子供たちの真剣な視線を感じた。280901_2.png尺取り虫は、ときに、後ろのカギになった足を支えに、潜水艦の潜望鏡のように頭を持ち上げ、キョロキョロあたりを見渡す(写真)。この動きがまた面白い。教員も保護者にも、驚きの表情がうかがえる。

 3日目は、280901_3.png「お墓に行きました」というわけで、墓前で手を合わせる校長が映る写真で終わった。

 放課後、何人かの教員から、尺取り虫の動画を子供たちがよく見ていた、と聞いた。幼稚部年長のI君が教室に戻って、このときのイメージを絵にしてくれた。愛嬌のある尺取り虫のイメージがよく表れていると思う。