筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

のびっこ目を見張る~太鼓パフォーマンス~

 ふだんならちっともじっとしていない幼稚部の子供たちが、教員やお母さんに寄り添いながら、パフォーマンスをじぃっと見つめている。

 今日は、280703_1.png埼玉県で活動しているプロの太鼓チームである「でん舎」の皆さんが、本校に来て演奏を披露してくれた。教育弘済会のプレゼント企画で、神奈川県の特別支援学校には3年に1度のチャンスがある。今回は、幼稚部と小学部高学年の子供たちが、演奏会に参加した。会場をそれ程広くない幼稚部プレイエリアにしたものだから、4名の個性豊かな演奏者と子供たちの距離は数mといったところ。

 はじめのメンバー280703_2.png紹介やプログラム発表でざわついていた子供たちだったが、太鼓の演奏が始まり、ズシンズシンと腹や全身に伝わる振動を感じ始めるとしだいに注目度が高まった。ゆっくりしたリズムや小さな響きのときは、子供たちにも動きがある。一番前で見ているY君とKさんは、体を揺らしながら、周囲で立っている子供の中には先生と手を合わせたりその場で跳んだりしている。ところが、テンポが変わり激しい打ち方、大きな音になると、もうそんなことをしていられないようだ。動きはなくなり、演奏をじぃっと見つめている。あの一時もじぃっとしていない子供たちがである。不思議であり、印象的である。太鼓の迫力に、パフォーマンスの力に圧倒されているように見える。

 プログラム280703_3.pngの真ん中ぐらいに「獅子舞」があった。幼稚部の子供は、獅子のお頭が自分の前に来ると逃げるが、小学部高学年の子供の中には、笑顔を見せる子供もいた。でん舎チームのリーダーいわく、獅子は悪いものをいろいろ食べてくれるのだそうだ。だから、皆の中の悪いものはなくなったとのこと。それでも、なくなっていないようなら来年また呼んでください、と話して大人の笑いを誘っていた。