筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

4月9日 野比の海きらめく中で ~平成27年度入学式~

 平成27年度の入学式を行った。3歳児6名を幼稚部に迎え、小学部にも6名の新入生を迎えた。今日は快晴。式を行うセンター棟のプレールームから見える野比の海はきらきらと輝いていた。

 拍手の中、6名の3歳児が保護者に手をつながれて入場してきた。両親で参加してくださる方が多かったが、入場のパートナーはお父さんが多かった。3歳児の目に不安は感じられない。何か楽しいことはないかなと探しているようだ。

 続いて、本校幼稚部の卒業生4名を含む6名が入場してきた。こちらは、ちょっと緊張感をもって入場してくる。いつもと違う雰囲気を感じているようであった。

 新入生の紹介。保護者と一緒に皆さんにお顔を披露する、今日のメインイベントである。驚いたことに名前を呼ばれると「ハーイ」と返事をする3歳児が数人いた。来賓として職員に出席いただいたが、療育センターなどで早期の関わりがなされているからであろう。集団での活動に慣れている様子がうかがえた。

 小学部新入生は、3月に修了式を経験したこともあり、保護者と一緒ではあるが後ろを向いて一礼が上手にできていた。

 そして、「校長の話」。私は、もう一度一人ずつ名前を呼んだ。今日は、何度でも主人公たちの名前を呼んであげたい気持ちであった。3歳児も新入生も、私の呼びかけに目で、手で、声で応えてくれた。私が、12名の子どもたちを受け止めた瞬間であった。

 校長の話は、いつものようにスライドと共にしたのであるが、今日、一番子どもたちが注目したのは、ドラムロールと共に映し出した在校生の顔写真であった。ダ、ダ、ダ・・(ドラムの音)に続けて6人ずつの写真を出す、だんだん重ねていって、41人の顔が並び、「なかよく遊びましょう」と結ぶ。子どもたちの食い入るような表情が印象的であった。

 昨日の始業式に続き、今日の入学式をもって、平成27年度の久里浜の教育が実質的にスタートを切った。新たに入学した12名を含め、全ての子どもが確かに育つ教育を実践したい。

 そうした実践の中で、校長が感じたこと考えたことを、不定期ではあるがお伝えしていきたいと思う。