筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

修学旅行同行記 その2

電車三昧のS君

shuugaku-ryokou_h26_3.png 蒲鉾の里での蒲鉾づくり。魚のすり身を板に盛る。魚のすり身をへらで練って空気を抜くのであるが、これがなかなか難しい。しかし、S君は、ちょっと要領を教えられると器用に盛っていくことができた。

 蒲鉾型にし終わったところで、好きな形にしていいのだと聞いた。電車マニアのS君、余ったすり身で蒲鉾型に突起を付け始めた。電車の窓やパンタグラフだと言う。蒸し上がった電車蒲鉾は、全体が白色なのでなかなか電車には見えないが、本人には格好いい電車が見えていたようで満足そう。

 S君は、二日目の買い物で、楽しみにしていた電車型の蒲鉾を自分で見付けて買った。緑や赤も混じったカラフルないかにも電車型蒲鉾にS君は大喜びだった。

ちくわを見守るT君

 蒲鉾の次はちくわ作り。本来の作り方は、薄くのばしたすり身をへらを使って巻くので難しいが、早業あるとのこと。手を水でぬらし、手にすり身をとって巻くだけでよいとのこと。隣のH先生のやる様子を見ていたT君、目がきらりと光った。要領を飲み込んだと言わんばかり。あっという間に巻き付けてしまい、ちくわの完成。しかし、早くできた分、ほかの人が仕上がるのを待つのが長い。T君は、早くしろよと言いたげに、友達の間を動き回っていた。

 しかし、待つのはこれだけで終わらなかった。できたものはその場で焼いてくれるのだが、20~30分かかる。T君は自分の物が気になってしようがない。焼いているちくわを衝立越しに見ることができるのだが、T君は何度も見にいく。ほぼ同じ形が並んでいるがshuugaku-ryokou_h26_4.png自分の物を見定めているようである。1~2分じっと見ては周囲を歩く。これを繰り返す。

 やっと焼き上がって、袋に入った物を受け取ってにんまり。そして、袋から出して食べるときのT君は満面の笑顔だった。おまちどおさま。