筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

中国の姉妹校訪問

 中国の浙江省寧波市にある達敏学校を訪問した。本校と達敏学校は、3年前に姉妹校の協定を結び交流を続けている。

 寧波市は、上海から南に車で3時間位移動したところにあり、人口150万人を超す大都市である。達敏学校は、そこで、日本で言えば、小学部から高等部に相当する子どもの教育を行っている。今年に入って、新校舎が落成し、新たに幼稚部の教育を始めたということなので、今回は幼稚部の教育について交流することを主目的に、幼稚部教員2名とともに訪問した。

damin_1.pngグランドから見た校舎 新校舎は、住宅地である周辺環境にマッチした素敵な建物である。グランドにはトラックがあり、トラック内は芝生であり、陸上競技場のような作りになっている。校舎内も充実した施設・設備で、全ての普通教室に電子黒板が備えられているほか、特別教室にも最新の設備が配置されていた。校舎内の色調もカラフルで明るい。

 授業をいくつか見せてもらった。2年生の国語の勉強では、「妹が遊びに来る」というテーマの下、学級の子どもの家庭の協力を得て作成した映像を使い、身近な言葉を学んでいた。3年生の算数の勉強は、6の合成分解で、「6は5といくつ」を学んでいた。damin_2.png廊下・天井装飾国語で使っていた自作映像は子どもの興味を引く内容であり、算数の取扱いもきめ細かいと感じた。一方、学習する内容は、学級の全員が同じであることから、子どもによっては簡単すぎたり難しすぎたりすることもあるようである。 

 幼稚部の教育については、始まったばかりの授業の様子を見せていただくとともに、施設見学や情報交換を行った。本校の教育内容をはじめ、保護者支援等についても興味を持っていただいたようである。

 私は今回初めての訪問であったが、両校の教育には異なる点もあるが共通する点も少なくないと感じた。授業交流や様々な教育活動について交流することは、お互いに有益であるとともに、自分たちの取組の意味を改めて認識することになると感じた。今後、交流を深めていきたい。