筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

運動会 ~子どもが主役、保護者も主役~

 今日の土曜日、秋晴れの下、運動会を行うことができた。水曜日、木曜日と雨が降った。金曜日は寒かった。明けて今日は、暑からず寒からずの運動会日和、お天道様にまずは感謝である。

 運動会の主役は、紛れもなく子どもたちである。保護者をはじめたくさんのお客さんに見守られる中で、動き始めるのに時間がかかったり、力が入り過ぎたりする子どもいたが、多くの子どもたちは、日頃の学習の成果を発揮していたように見えた。そして、幼稚部や小学部の各学年の種目を見ていると、年を追って子どもたちが成長している様子が見てとれる。

 ところで、タイトルに「保護者も主役」と入れたのは、本校の運動会で保護者種目がたくさんあって活躍をしてくれたという意味ではない。本校の運動会は、どちらかというと個人や団体が競うという色彩は薄い。それでも、保護者の皆さんは、子どもたち一人一人のがんばりを大きな声で励まし、たくさんの拍手を送ってくれる。自分の子供以外にも惜しみない声援を送ってくれるのである。なぜ、そんなに熱い声援を送ってくれるのか。きっと子どもの成長の過程を共有しているからではないかと思う。子どもたちは、保護者の声を背に受け、いつもよりはりきったり、緊張したりする。だから、いつもより速く走れることも、いつもは簡単にできることなのに戸惑いを見せることもある。どちらも貴重な経験となることだろう。

 もちろん運動会種目でも活躍をいただいた。今年の保護者種目は「つなひき」。紅白分かれての迫力ある綱引きに、子どもたちは惹きつけられていた。もっとも身近な人が真剣に頑張る姿は、子どもたちにとって大きなサプライズになったようである。

 本校の運動会は午前中で終わるが、運動会の日程の一つとして昼食が設定されている。子どもと保護者が一緒に、運動会を振り返ってもらう時間、子どもがたくさん褒めてもらい、保護者が子どもの成長を感じる時間、これをできるだけ間を置かずにとってほしいという趣旨から、この時間を設けている。ここでも保護者の皆さんに大事な役割を果たしていただいた。

こう見てくると、本校の運動会は保護者なしには成立しない。故に保護者も主役なのである。