筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

未来の教師たちへ ~教育実習を終えて~

 今年度の教育実習が終わった。9月4日~9月26日まで4週にわたって,筑波大学と名寄市立大学の学生10名を引き受けた。

 最終日に続く2日間は,実習のハイライトというべき研究授業を10人の学生全員が行い,授業後の学生同士の研究会,本校の教員を交えた研究会を行った。もっとも緊張感が高くなるイベントを10名とも無事に終え,今日は実習最終日である。あいにく私は校外の用務で学校を不在にしたが,見せていただいたお別れ会の写真からは,安堵と達成感の入り交じった表情が感じられた。

 10名の実習日誌の最後に,実習のまとめがある。それを読むと,一人一人の実習生が,現場での体験を通していろいろなことを肌感覚で学んだことが分かる。失敗を経験し,指導教員のアドバイスを受けて改善した結果から,学んでいることが多い。 そのためか,何人もの実習生が,「印象に強く残っている」「忘れられない経験になる」「心に強く戒めたい」といった言葉を使っている。教育実習という経験が,未来の教師にとっていかに大事な機会となるか,改めて思わずにはいられない。

 それだけに,「私は高校生の頃からずっと特別支援学校の教員を目指してきた。今回この実習を終えて,改めてその夢を実現したい。」という言葉を素直に歓迎したい。教師になる道は,決して楽な道ではないだろうが,それを乗り越えて欲しい。

 子供たちは,学ぶことの楽しさと喜びを教えてくれる,意欲と若さに溢れた教師を待っている。自分で学ぶ喜びを知らない者が子供に学ぶ喜びを教えられるはずがない。

 未来の教師たちよ!残された学生の時間,この実習で見聞きした様々なことについて学びを深め,近い将来,現場に立つことを期待している。