筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

角番校長の挨拶日記 その8 ~それぞれのスタート~

 今日から2学期が始まる。

 勇んでいつもの角番に立つが,登校してくる子供たちには,あまり久しぶり感がない。終業式が7月18日だったから40日ほど休んだことになるが,休み中にも子供たちは何度か学校に来る機会があるからだろうか。

 まず,8月1日と8月21日に登校日がある。夏の一日,プール学習をしたり校外学習をしたり,本校の登校日は結構本格的な学習である。21日から数えると10日程だから,それ程久しぶりという感じでないのもうなずける。

 それでも,今ひとつエンジンのかからない子供もいる。その一人,1年生H君。靴箱の椅子に座ってボーッとしている。担任のO先生がH 君の顔の前に手を出すが,H君の動きは止まったまま。O先生はH君の目線を合わせゆっくりと待っている。そのうちH君,鼻をほじり始める。その鼻をほじった手をO先生の手に合わせた。「おはよう,始めよう」が二人の間で成立したらしい。

 きっと,一人一人がそれぞれの2学期をスタートしてくれたことだろう。