筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

終業式 ~校長の話「しーっ」~

 寄宿舎から登校してきたK君,担任の先生に会うと真っ先に「今日,お母さん来る?」と聞く。「来るよ」と応えられ安心した様子。本校の寄宿舎生は,毎週帰宅するのであるが,1学期の終わりに当たってお母さんの迎えに心待ちにしていたようだ。

 さて,始業式と終業式には私からの話がある。3歳から12歳まで年齢の幅があり,発達の程度も多様であることから,視覚的な援助としてスライドを映しながら話している。

 このスライド,これまでは画像だけであったが,今回は音を加えてみることにした。クラスごとに1学期の思い出の写真を選んでもらい,それにちなんだ音を合わせることにする。実際には,音を先に聞かせ,それが何の音かイメージを膨らませてもらい,その後に思い出の画像を出すことにした。

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終業式の「校長先生の話」

 先生の歌う「海」の一節に続き,子供たちが順番に歌う,それに続けて1年生が歌っている写真を映す。かき氷の効果音に続き,4年生がかき氷を作って食べている写真が出る。アンパンマンマーチに続いて,それをテーマに1学期活動してきた幼稚部年中組(りす組)の写真が出るといったようにである。音を聞くときには,犬が「しーっ」をしている画像を入れて聞き耳を立てるように促した。最後に,「キャンプだホイ」の歌に続きキャンプファイヤーをしている写真が出る。

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「校長先生の話」を聞く子供たち

 10分位の話になったが,多くの子供たちは飽きることなく私の話についてきたように感じた。音が聞こえる程度の静けさもあった。子供たちが音からどんなイメージを持ってくれたかは想像するしかないが,音に注意を向けていた子供が多かったように思う。

 さて,夏休みに入る。2学期初めにどんな話をするか,私の夏休みの宿題である。