筑波大学附属久里浜特別支援学校 Special Needs Education School for Children with Autism,University of Tsukuba

「サラーム」 アフガニスタンからのお客様

 アフガニスタンから、教育行政と学校関係者の視察があった。改まった歓迎セレモニーはしないが、子供たちにも外国のお客様を通して世界を知ってほしいと思い、一緒に出迎えている。

 今日もそのつもりだったが、お客様の方が早く着いてしまった。子供たちが並ぶまで少し待ってもらうことになった。ようやく子供たちがそろい、先生の合図で「サラーム」と声を揃えた。アフガニスタンの皆様は、ちょっと驚かれたのか、少し間を置いて笑顔とともに「サラーム」と返してくれた。その後、小旗が振られる中、子供たちや教員と握手を交わしながら、校舎へと入っていった。

 学校の説明に当たった副校長の話では、一通りの説明を終えた後の質問で、「自閉症」とはどんな障害なのかという質問があったそうだ。数年前まで戦火の中にあった国である。自閉症についての理解もこれからなのであろう。今日の、視察がお役に立てれば幸いである。

 「サラーム」ということばは、アフガニスタンの言葉ダリー語で「こんにちは」という意味。英語の「Hello」と同じ使われ方のようだが、ほかに「あなたの上に平和がありますように」という意味も込めて使うらしい。あの戦火の中で、自閉症の人たちはどうしていたのだろうか。「サラーム」と願わずにはいられない。